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保存食系ブログ

血も涙もない話

松たか子と松嶋菜々子の区別がつかないぐらい芸能界に疎い私でも、誰それが病気でなくなっただの、俳優の奥様が癌でなくなっただのという話を聞くとなんとも言えない気分になる。それが特に若い人ならなおさらで、死は平等とはいうが、死は不平等と思わされる。癌もなるべく早く見つかれば治療ができるものが多くなったとは聞くが、見つかりにくい癌こそが見つかった時には手遅れなわけで、予防医学がますます発達していくことを期待している。

わたしは、健康保険にははいらないポリシーで生きてきたわりに、不摂生な日々を送っているので、健康診断だけは毎年行くようにしている。組織に属しているのも健康診断に行くのも理由の一つだったりする。

その健康診断も裁判所で判決をもらいにいくようなものだから、嬉々として来ている人はおらずなんとなーくうつむき加減の人が多い。わたしもちょっと、どんよりした気分でいつも行っているのだけど、何故かと言うと血がでないのである。

思い返せば、中学生の時から何回も採血用の注射針を刺されてきた。左手を刺し、右手に刺し、左手に刺し……その時、一回目に刺した針の跡に入れられ、それでもでないから、注射針を腕の中でぐりっと回されたことがあった。タイトルに反して、あまりの激痛に涙が止まらなかったが、看護師は動揺しつつも左手に刺し……て血をゲットしていたので、大したものだなーと子どもながらに思っていた。

大人になって皮下脂肪がついてからはそれが顕著でどっちの腕で採血するか見比べられ、手をぐっぱぐっぱし、だらんと下におろし、うでを看護師にペチペチしっぺされ……そこまでしてようやく決めた左手から出ない。そして腕を変えて右手……出ない。昨年、再検査に行った時には、手の甲から採血されたが、鈍い痛みが続いて半日ほど辛く、バイクに乗ってることをあれほど後悔したことはなかった。

 それはさておき、健康診断の後にかならず行く中華料理屋がある。健康診断の後にしかいかないから、年に1回だけしか行かない。なんか縁起をかついでいるわけでも、オフィスが遠いということもないんだけど、なんとなーく独自ルールでそういうことに決めている。

 

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広東やきそば900円(込)

 

ここの中華料理屋はランチもあるのだけど、ランチは正直いって美味しくない。ただし、単品メニューのやきそばは美味しいのだ(ソース、五目、広東などいくつかあり)。なので、いつも焼きそばのどれかを頼むことにしている。

昨日もここで焼きそばを食べていて、ふと「毎年ここで焼きそばを食べていると、今年もよーやく採血おわったなー」という気分になれるのが、毎年来ている理由かもしれないと思った。

 

(おしまい)